This Film is Not Yet Rated

=数十年に渡り謎に包まれていた米国唯一の映画rating委員会、MPAAを
公にしてやろうじゃないか-その軌跡を収めたドキュメンタリー映画。
This Film is Not Yet Rated
タイトルに関わらず、作品自体はそのMPAAにちゃんと提出されており、
NC-17(17歳以下の閲覧禁止)指定を受けているせいか
映画館での上映期間が異様に短かったデス。なもんで今回、DVD鑑賞。
発売が割と早かった(と思う)のは、こっちのマーケティングがメインだったのかも。
以前は、各映画につけられているレートに特に感想は無かったのですが
(高校時代、「R指定以上は過激映画なんだ」とぼんやりと認識していたくらい...)、
この作品をとおし、チェアマンの独断で雇われたどこぞの親御さんたちが
何のトレーニングもなく、ただ提出される映画を主観的にみて
全米の映画にレートをつけているという事実を知り、ビビりました。
そんな組織が全米の映画95%以上をレートしてるって、そりゃ問題だよ。
で、実際にNC-17 (or X) を食らってしまうと、上映してくれる映画館が減り
マーケティングに影響が出るので、制作陣はレートを下げてもらうために
泣く泣く作品を編集し、委員会が頷くまでそれを繰り返すのが常なようです。
(一方で、潔くX指定もしくはNRとして審査を無視し公開に踏み切る場合も)。
作品中では、X指定の判断基準が、何故に強烈な暴力表現(頭を打ち抜くとか、
内臓が飛び出るとか)に対してより、性表現(特に同性愛や白人以外による
性行為)に対して厳しぃんじゃ。つーか匿名でそれを決めてるって変じゃない?
-とゆーことが言及されています。
サウス・パークのプロデューサーの一、Matt Stoneも熱く語っているのですが、
見れば見るほど勤務先のVP(link: YouTube)に似ていて、二度ビックリ。
一連の調査を担当しているP.I.の方も良い味出しているしで、
何かと興味深い一作でした。おすすめ。
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今日は会社に持っていったお弁当に当たったようで、午後から急激な頭痛と
吐き気に襲われ散々でした。食べ物の保存に注意! と文字通り痛感。
正露丸を飲んで数時間横になって、やっと回復してきました。やでやで。
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